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東京スバルレーシング2024
Rd.4 十勝スピードウェイ

東京スバル TOKYO SUBARU Racing

TOKYO SUBARU Racing GR86/BRZ Cup 2024参戦記 #4

安定した走りで確実にポイントを獲得!!

TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup 2024

TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup 2024
プロフェッショナルシリーズ
8/24(土)25(日) 北海道の十勝スピードウェイにて
第4大会の第5戦が開催されました。
東京スバルレーシングの井口卓人選手は
安定した走りを見せて見事に5位入賞!
シリーズランキングトップの選手とは
ポイント差が開いたものの、
確実にポイントを獲得して、
シーズン後半戦に向かいます。

2024年8月22日(木)

前日の水曜日に東京から北海道へ移動。
この日より十勝スピードウェイに入り、早速テント設営をしてテスト走行に挑みます。
今回派遣したメカニックは、酒井 貴志(府中店)と秋本 健一郎(立川重整備センター)です。
酒井は昨年度次世代育成プロジェクトメンバーとしてサーキットやガレージでの研修に参加、しっかり経験を積んだ上での参戦。また、秋本は今回初選出ながらも直前のガレージ研修で知識をつけ、本戦に挑みます。さらに、この2名に、全国ディーラーメカニック派遣から白濱 準規(北海道スバル)を加えた3名で井口卓人選手の車両を整備・サポートしていきます。

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ

午前中にテント設営を終え、午後よりテスト走行を開始しました。
今大会は何と言っても、ブリヂストンが新たに投入したニューモデルのタイヤが好調ダンロップ勢に対してどこまで戦えるのかが焦点となるため、テスト走行でしっかりニュータイヤのデータや感触を掴みたい所です。
井口選手もタイヤの感触を確かめながら念入りに調整していきます。
テスト走行開始直後は、なかなかタイヤのセットアップが思うように行かなかった部分もあった様でしたが、
夕方の最後のテスト走行では、上手く調整ができ、方向性が見えた走行となりました。

重要なタイヤの内圧調整を担当した酒井は、マシンがピットに戻ってくるたびに測定・調整を迅速な作業で
繰り返し行い、チームに貢献していましたが、予選が行われる土曜日は気温が30℃以上の予報が出ている一方で決勝が行われる日曜日には22℃くらいまで下がりそうな予報が出ているため、難しい状況になりそうな予感です。

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2024年8月23日(金)

予選を占う大事な専有走行が行われます。
前日とは異なり、テスト走行では決勝を想定したロングラン走行を行い、タイヤの状態を確認します。
マシン自体の仕上がりは良さそうなので、専有走行では上位のタイムを出し、弾みをつけたい所です。
メカニックたちも専有走行前に、各部のチェックやオイル類を交換して走行に備えます。

15時20分からスタートした専有走行ですが、井口選手はすぐにコースインをせず、しばらくピットで待機し、周りの状況を確認した後、コースへ入っていきました。
タイム計測を行うアタックラップに向けて、タイヤを温めながら1周周回。
そして、いよいよブリヂストンのニュータイヤがどのくらいのタイムを計測するのか・・・
いつもとは違う緊張感の中アタックラップに入りました。

ところが・・・
アタックラップに入ったところで、他車がクラッシュした影響で赤旗中断となり、一旦ピットへと戻らなければならなくなりました。
ニュータイヤの温まり具合など大事な情報が取れない状況となり、想定外の状況に陥ります。それでも、赤旗解消後に出した、1分32秒685が7番手のタイムとなり仕上がりに関しては上々でした。

専有走行終了後は、車検が行われ、無事通過した後、この日の作業は終了となりました。

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ

2024年8月24日(土)

直前の予報通り、この日は朝から強い日差しがサーキットに差し込み、30℃を超える1日となりました。
ニュータイヤを履くブリヂストン勢にとっては、高い気温で走行したデータがないため、少々不安を抱えながらの予選となります。そして迎えた公式予選。
井口選手と久保選手は開始と同時に先頭でコースへ入り、1周のアタックラップに全力で挑みます。

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ

結果は、1分33秒059
トップから0.402秒差で6番手グリッドを獲得しました。
毎戦予選の瞬間が一番ドキドキするのですが、無事に終わり、そして良いグリッドで明日の決勝を迎えられることにホッとする瞬間でもあります。いつもながら思うことは、1周しかないアタックラップに全てを賭けるドライバーの集中力とミスをしない技術力は本当に凄いなと感心するばかりです。

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予選後は、車両が保管されてしまうため、明日の準備をした後、メカニックたちの仕事も終了となりました。

<井口選手のコメント>

気温が高い中での予選でタイヤのデータがほとんどなく未知数なところが多い中、セクター1で少しタイムをロスしてしまいましたが、全体的には安定して結果を出せたので良かったと思います。
決勝では、表彰台を狙ってプッシュしていきたいです。

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ 井口選手のコメント

2024年8月25日(日)

昨日の暑さとは打って変わり、少し肌寒く感じる朝を迎えました。

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車両保管が解除され、決勝までの間はメカニックたちの出番となります。
決勝で最大のパフォーマンスが見せられる様に、最後の最後までマシンを確認・調整をして送り出します。

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【12時10分 決勝】
そして迎えた決勝・・・

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ 東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ

6番手からスタートした井口選手は、スタート自体は悪くありませんでしたが、他車のスタートが良く、一つ順位を落として7位でオープニングラップを終えます。しかし、2周目に目の前を走行する他車がコースアウトした為、すぐに6位に回復。その後、中盤に入った7周目で1台オーバーテイクをして5位へ浮上します。
表彰台を目指して、2台抜きたい所でしたが、10周目に他車に車両火災が発生。セーフティーカーが導入される事態となります、、、、。

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ

セーフティーカー先導のまま周回を重ね、このまま終了になることも予想されましたが、ファイナルラップ直前にセーフティーカーが解除され、差がなくなった状況で最後の1周の戦いとなります。
表彰台に向けて、最後の最後までバトルを繰り返しましたが、そのまま5位でチェッカーとなりました。
シリーズランキングトップの選手がポールポジションからの優勝、そしてレース中にファステストラップを出したため、22ポイントを獲得し、シリーズランキング2位の東京スバルレーシング・井口選手とは差が開いてしまう結果となりましたが、それでも5位入賞により着実にポイントを積み重ね、残り3戦での逆転に挑む状況となりました。

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ

東京スバル Rd.4 十勝スピードウェイ

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次戦は、9/14(土)15(日)に岡山国際サーキットにて開催されます。
東京スバルからは、イスラム アサドル(田無店)と冨田 洋平(立川重整備センター)を派遣して挑みます!次回の参戦記もどうぞお楽しみに!

※一部撮影:益田和久カメラマン